FARPOINT テストライド 高知の FAREAST へ
昨年末に試乗車として仕入れた電動アシストバイク、フジのファーポイントについてどんな自転車なのかをレビューしていきます。
ロードプラスタイヤでグラベルバイクとしてもそう可能という触れ込み。ミッドテールフレームで前後キャリア装着出来、カーゴバイクとしても使用出来る。
シマノ製のアシストユニット。カタログ値で、70〜160kmのアシスト航続距離です。
ヤマネ年末年始恒例の初日の出ライド、室戸岬まで往復170km。キャンプ道具含む。
今回は長距離、平坦貴重、トレーラー付きの条件です。果たしてバッテリーはどう消耗するのか。
なお使用しているトレーラーは、 Burley COHO XC という独特な一輪のもの。狭い輪止めの間も通過しやすく、長物も積める応用が利きますが立ち漕ぎは苦手。
寝袋、コット、バーナー、コッヘル、水、ライト類にモバイルバッテリーと着替えを積んで、食材は途中で買い出します。
25kg強の牽引重量です。
どうせなので、道中はずーっと「HIGH」モード固定でした。
シマノデジタルカタログによると、ケイデンス60回転毎秒で漕ぐと、HIGHで95kmの航続距離が見込める様です。片道はイケる。
アシストモードを強めると、20km/hまでの加速時間が短くなる感じ。
そこからの巡航は普段と変わらない様に思えますが、オフにすると2km/hほど速度が落ちます。
漕ぎ出しのレスポンスは遅めなので、信号待ちでは予め軽いギアに変速しておきます。
さて高知市内を出発、国道はなるべく使わずに休憩しながらコトコト進んで2時間半。
しかしかなり追いの爆風で巡航速度は28km/h。これではバッテリーが減らない?
50km進んで羽根岬の手前でバッテリーランプは写真の通りでした。
アシスト状況をインジケーターで確認しました。航続可能な見込み距離「RNG」の表示が、出発当初85km、今は165km??
実際の走行状況に合わせて数字が変動します。
結局、目的地の室戸岬へは80km〜走って、バッテリーは1/4使った模様です。RNGはまだ165km。スイッチオンオフすると65km。
どうやらこのまま「HIGH」モードのままで往復出来そうです。
大晦日の夜はざっくり男飯。
綺麗な初日の出でした。
復路は穏やかな天候です。巡航速度は24km/h。
未知の海岸線ルートを開拓しながらてろてろ帰りました。流石にRNGが減り始め、安芸まで帰って来て残りが105kmという表示です。
寄り道も沢山していたのでこの時距離は既に160km走っています。
十分余裕を残してゴールです。
9時間38分
総距離 205km
平均速度 21.2km/h
RNG 24km
往路85km、RNG 20km分(平均21.9km/h)
復路と寄り道120kmで40km分の消費
平坦基調のルートなのでここまで距離が伸びたのでしょう。3倍の実績です。
また追い風の効用もままある様です。アシストがオフとなる程のスピードでしたから。
そして少なくともトレーラーを引っ張る負荷が丸々無くなる程のアシスト出力を9時間維持していたのは驚愕です。
バッテリー消耗させるのは強くアシストを体感する15km/h辺りなのだと推測します、やはり坂です。
では次はやはり山でテストしなければ。もう少し暖かくなる頃に、仁淀川町辺りを目指そうかと思います。